管理職を目指すのならば
どのような業種においても、キャリアアップの機会はめぐり合わせによる部分もあります。
介護業界においてもそれは同様で、一つの事業所に長く勤めて管理職になる機会をうかがっていても全く声がかからない人がいる一方、求人サイトの募集で、管理職として介護事業所にあっさりと就職してしまうような人もいます。
中には「管理職志望」と長年主張し続けたにも関わらず、親会社から管理職としての人材が派遣されてきて昇進の機会が与えられなかったというケースもあるかもしれません。
人材不足と言われる介護業界ですので、管理職昇進の話を待つだけでなく、管理職としての素養を身につけてそれをアピールしていくことで、ある程度自分自身の手でキャリアアップの機会を手繰り寄せることも可能です。
まずはどのような人材が管理職として適当なのかを、しっかりと把握しておくようにしましょう。
介護の管理職には、責任感や協調性とともに、しっかりとした統率力が重要だとされます。
実際、効果的に人員を配置するにはリーダーシップに基づく高い運用能力が必要ですが、その際にポイントとなるのが介護に関するしっかりした知識と現場での実務経験です。
介護だけに限りませんが、現場の状況をよく知らない管理職の場合、その下で働く一般職員の士気は高まらずに効率が著しくダウンする傾向にあります。
リーダーシップとともに現場での経験を上手く示すことができれば、管理職昇進の機会が巡ってくるかもしれません。